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ビル・トッテン氏の態度は立派だと思っている。
しかし、意見については反対している。一緒に書くと話がややこしいので、別にした。


この対談で、彼の歴史勉強不足がでた。
彼は、ヨーロッパ・アメリカ合衆国と、アフリカ、東洋という言葉で世界を分割した。
東洋諸国についてあまり勉強していない証拠である。

彼はアフリカ・東洋をだいたい農耕民族が多く、侵略していないといい、バイキングとその子孫の侵略の歴史と対比させた。
アングロ・サクソン・ノルマン系という表現をしてヨーロッパとも白人とも云わない。
彼の中では、ラテン・ケルト・ギリシャ・スラブなどはどう位置づけられているのだろうか。
スラブ・ギリシャは東洋に入れたか。
また、大唐帝国の版図を見たことがないのであろうか。
金も元も清も遊牧民族が南下している。
高句麗も百済も同じで、倭も筑前・日向・越あたりを経由して加羅諸国から遊牧民族が南下した疑いがある。
ベトナムなども、中国から国を追われて南下した王朝が続く。
どこが違うのだろう。
彼はバイキングの侵略理由について一顧だにしていない。
バイキングは本来は地元の産物を船に載せて交易していた連中である。
美髪王などによる北欧の統一戦争のなかで国を追われたところから本格的な他国への侵略が始まる。
余談だがこれは倭寇も同じで、高麗軍を主力とする元寇により人も何もかも失った頃より、交易ではない略奪目的で大規模化する。
彼は千数百年前より沿海州、山東省、日本など広範囲に活動した朝鮮族の歴史について無知である。
朱子学は血縁を重視する。儒教倫理がわかれば、北朝鮮の影響力の及ぶ範囲の大きさがわかろうに。
更に、やたら数字の大きくなる儒教感覚の情報源(友人か)をそのまま鵜呑みにしたあげく、後で数字だけ訂正している。
儒教を持ち上げているが、江戸の日本人が儒教文明化されていないことについては、同時代の朝鮮・清との違いをみればいい。
日本人の儒学好き・儒教倫理嫌いについては、司馬遼太郎氏の本を読めばわかる。史料にだまされたというより、本音と建前の感覚がまだわからないのだろう。
また、恥の感覚について台湾海峡から見たニッポン で酒井亨氏がマレー系の特徴として説明しているが、昔の日本人にもあったように思う。日本は南北両方から人も文化も入ってきている。儒教だけでは説明できない。

現代アメリカの膨張をガン細胞視するのは同意見。
アメリカの際限なき膨張思考については、中国も同様であり、後日国家論として別記する。

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